超多角経営の店
写真はしばらくお待ちください。
ある日、ふらふらと車で道を走っていたときのことです。
道は結構な渋滞、遅々として進みません。暇を持て余し、周囲を見渡したその時、
その店は目に飛び込んできました。
店の名は「ゲームセンターABC(仮名)」。入り口の上にそうはっきり書いてあります。
しかし、何か様子が違います。中にゲーム機があるような気がしません。
多角経営1:アンティークショップ
ショーウィンドウから覗く雰囲気は、家具や小物を売っている感じです。
入り口のドアのところにも小さく「家具、小物売ります」などと書いてあります。
実はアンティークショップなのでしょうか?
多角経営2:定食屋
入り口横の看板にこう書いてあります。
「ランチ、定食、カツ丼」
中で飯も食えるアンティークショップでしょうか?
しかもそもそもゲームセンターです。飯も食えて家具も売るゲームセンター
なのでしょうか?
多角経営3:カラオケ
建物脇に、車が入れそうな場所があります。そこに看板がかかっています。
「カラオケ、駐車場完備」
なんと、カラオケもできるらしいです。
駐車場完備と言うことは結構大きなカラオケルームもあるのでしょう。
歌も歌えて飯も食えるアンティークゲームショップなのでしょうか?
混迷の度はますます深まるばかりです。
多角経営4:デリヘル!!
これにはさすがに虚を突かれました。
看板がかかっています。
「デリバリーへルス、お電話ください。」
そもそも、駐車場完備のデリヘルというのが
さっぱり理解できません。
こんなにポリシー不明な多角経営も私の理解できる範囲を大きく超えていますが、
それでも無理矢理理解しようとした私の頭に、明快な答えが浮かびます。
さつの推測
井上陽水の言葉にこういうのがあります。「人間の楽しみは、食う寝る遊ぶ」
そう、この店はそのすべての要素を兼ね備えているではありませんか。
車でお出かけ、大駐車場に車をとめ、アンティークで目の保養、カラオケをしたり
ゲームをしたりして楽しんだ後、腹が減ったら飯を食う。
そして、腹が満ちれば後は、おね―ちゃんをおもちかえりして
寝る楽しみを満たすということでしょうか。
まさかそんな総合レジャーセンターがこんなに身近に
存在していたとは思っても見ませんでした。
恐るべしゲームセンターABC。
次回調査に訪れるまでになくなっていないことを祈るのみです。